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社会

米国大統領選挙について思うこと④

今回の米国大統領選挙では、眉をひそめたくなるようなことが次々と報道されていました。仕事上のトラブルから人格に関することなど、次々と指摘されていました。いわゆるネガティブ・キャンペーンが、商品のTVコマーシャルでも見られる国ですから珍しいことではないのかもしれませんが。

そんななかで最も気になるのが、主張の変遷をあまり問題視していないことです。昔は賛成だったことも、時が経てば反対になることもあるでしょう。それは、誰にでも起こりうることです。たとえば、昔、思い込んでいた事実が、今になって違っていることが明らかになっても信じ続ける方が間違っていると思います。しかし、選挙戦で主張していたことを当選後に大きく路線転換することは、立候補者としてやってはならないことだと思います。その路線転換を、「現実的な判断に基づいて転換している」と有権者が理解し直してもいけないと思います。

我が国にも、選挙戦で訴えていた内容を忘れてしまったかのように振る舞う政治家がいます。選挙運動を長年手伝ってきた人のなかには、「選挙の時は、当選するために、本心ではないことも訴えなければならない」と主張する人がいます。ただただ当選するために、何を言っても良いわけがありません。こんなことを繰り返してきたから、政治家に失望してしまった人が増えたのではないでしょうか。そうなると、誰がやろうと同じとあきらめて、投票にも行かないという人が出てきます。

トランプさんが現実路線を取り始めたという解説を聞くたびに、政治ってそういうもんだと理解を示して欲しくないのです。他国の大統領のことですが、私たちの投票行動にも大きな影響がもたらされかねない解説です。今後も注視していきたいと思います。

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